新幹線や飛行機、地下鉄など公共の乗り物では、
車内Wi-Fiが整備されていることが増えてきて、
モバイル通信機能がない機器でも、車内でネット通信ができるようになってきました。
それ以外の特に車での移動では、同じような設備が設置されていないので、
スマホ等のキャリア通信を使うか、モバイルルーターを使うことが主流でしたが、
最近では自動車にも設置できるWi-Fi機器が発売されるようになってきました。
そのために必要な機器が、「車載Wi-Fi」というものです。
自動車にこの機器を設置することで、
自宅や公共交通機関と同様に、自動車内で安定したネット通信を行うことができます。
車載Wi-Fiはまだまだ普及途上の機器だと思いますが、
車載Wi-Fiを選ぶポイントやおすすめの機器をご紹介します。
- 車載Wi-Fiの概要
- モバイルルーターなど他の通信機器との違い
- 車載Wi-Fiを選ぶポイント
- おすすめの車載Wi-Fi機器

車載Wi-Fiとは?
車載Wi-Fiという言葉はまだ聞きなれないと思います。
アメリカで、自動車メーカーのオプションとして登場しました。
今ではかなり普及、販売される機器のラインナップも多くなって
当たり前になりつつある機器・サービスです。
どんなものなのか簡単に言うと、
自動車に設置することを想定して設計されたWi-Fi接続機器のことで、
車内に設置することで、移動中の車内でも自宅や公共交通機関と同じように、
インターネット通信を行うことができるものになります。

モバイルルーターと車載Wi-Fiの違い
屋外や移動中でもネット環境を得る方法としては、
モバイルルーター使用がまず思い浮かぶと思います。
または、キャリア通信ができるスマホからテザリングする選択肢もあります。
もちろん、そういった方法でも車内でネット環境を得ることはできますが、
以下の点でモバイルルーターと車載Wi-Fiは大きく異なります。
- 車載Wi-Fiは電池切れの心配が無い
- 車載を想定した設計になっている
電池切れの心配が無い
車載Wi-Fiの電源はバッテリー駆動ではなく、
自動車から直接供給されるようになっているので、
充電切れによる通信切れの心配がありません。
モバイルルーターも充電しながら使用はできますが、
充電しながらの使用は充電性能を落とすなどデメリットがあり推奨されていません。
また、充電に必要な電圧が車内では得られないといった場合もあります。
車載を想定した設計になっている
車載Wi-Fiは自動車という高速で移動する中での通信を想定して設計されているので、
たとえ高速道路であっても安定した通信が可能です。
また、自動車は山間部の移動も考えられます。
車載Wi-Fiの通信は山間部もカバーされているものが多く、
どこへ行っても通信ができるという点でもメリットがあります。
モバイルルーターですと高速度対応しない場合があり、
走行中では安定的な通信ができない可能性があったり、
山間部までは広く通信エリアがカバーされていないこともあります。
また、夏場の車内に機器を置いておくことを考えた場合、
車載Wi-Fiは高温になることを想定した機器設計をしていますが、
一般的なモバイルルーターはそのような設計になっていないので、
高温下に長時間置いておくことで、機器の故障につながってしまいます。
車載Wi-Fiをおすすめする理由
自動車さらには走行中というある意味で特殊な環境の中でのネット通信を考えると、
その環境を想定した専用の機器を使用することが最善だと思います。
車載Wi-Fiは、
電源を気にせず、走行中でも安定した通信ができる、車内に放置しても安心
といった車ならではのシーンを想定した設計になっているので、
車内でのネット環境整備には車載Wi-Fiをおすすめします!
車載Wi-Fiを選ぶときのポイント
車載Wi-Fi機器は現在はそれほど多くないのですが、
今後、専用機器が多数販売されることが予想されます。
その中で、車載Wi-Fi機器を選ぶ際のポイントをまとめています!
- 通信容量と通信速度
- 通信プランや料金
- 同時接続数
通信容量と通信速度
ネット環境として最も大切な要素です。
通信容量が少ないと使える時間や用途が限られてしまいます。
通信速度が遅いと読み込みが遅くてストレスが溜まります。
この2点は用途に合わせて選択しましょう。
車内でWi-Fi通信を使う頻度にもよりますが、
常に動画や音楽ストリーミングをするような使い方をする場合は、
容量無制限のものが無難です。
週末のドライブでたまに使うぐらいであれば
数十GBのプランでもいいかもしれません。
通信速度については、動画視聴をする場合は5~20Mbpsが目安と言われています。
通信プランや料金
契約できるプラン内容についても確認しましょう。
できれば、容量無制限で使い放題のものが良いです。
残容量を考えながら使う必要がなかったり
通信量に応じた料金プランだと知らないうちに高額請求になる可能性があります。
料金も欠かさずチェックしたいポイントです。
週末ドライブがメインであれば1回ごとにいくらになるのか、
通勤中に使うぐらい高頻度であれば月当たりいくらになるのか、
計算して判断してみると良いでしょう。
同時接続数
同時接続数は意外と見落としがちなポイントです。
家族で使う場合、それぞれが自分のスマホやタブレットなどを接続したいと思います。
車載Wi-Fi1台あたりの同時接続可能な数が十分あるか確認しましょう。
多いものだと5台同時接続できる機器があるので、
動画視聴する人、音楽をストリーミングする人、LINEなどをする人と
それぞれが好きな使い方をすることができますね!
おすすめの車載Wi-Fi
カロッツェリア 車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」
カーナビで有名なカロッツェリアブランドから発売されている、
車載用Wi-Fiルーターです。
現状ではこれ以上の車載Wi-Fi機器はないと言っても過言ではありません!
最強の車載Wi-Fiです!
![]() | DCT-WR100D パイオニア 車載用Wi-Fiルーター carrozzeria(カロッツェリア)通信利用期間 2年 UIM同梱 価格:24,499円 |

他にも車載Wi-Fiはあるのですが、
容量制限があり容量も多くないなど満足に使えるものが少ないです。
そんな中、本製品は通信面・価格面どちらを考えても、とてもおすすめできる製品です!
本製品の魅力について紹介します!
まず、通信方式についてです。
NTTドコモの幅広い通信網でLTE通信(4G)が使い放題なので、
通信速度は受信最大 150 Mbps(ベストエフォート方式)、送信最大 50 Mbps(ベストエフォート方式)
と申し分ない高速通信で通信することができます。
なので、Youtube高画質動画でもサクサク視聴できちゃいます!
さらに、データ容量無制限のため、通信量を気にしながら使用する心配もありません!
気になる通信プランですが、
「1日プラン」550円、「30日プラン」 1,650円、「365日プラン」 13,200円
のラインナップが用意されています。
用途や頻度に合わせて選べるところが嬉しいですね。
365日プランでもひと月あたり1,000円ちょっとなので、
それで容量無制限の高速通信ができることを考えると大変安いプランだと思います!
契約申し込みは、本体裏の2次元バーコードをスマホで読み込んで、
必要事項を記入して送信するだけのとても簡単な手続きで完了します。
設置してからすぐに使える点が嬉しいですね!
モバイルルーターのように契約のために店舗へ出向いたり、
事務手数料や解約手数料を取られることもありません。
設置ついては、
電源ソケットを差し込み、車内に機器を取り付けるだけなので、
メーカーに設置をお願いしないといけないといった煩わしさもありません!
ドライブを楽しく・快適なものにしてくれるのが車載Wi-Fiです。
本製品を車内に取り付けることで、
ドライブ中にYoutube動画や映画を心置きなく見れたり、
ゲームのオンライン対戦までできちゃいます!
本記事を参考に車載Wi-Fiの導入を検討されてみては如何でしょうか?