G検定試験は取得することで、
現代のイノベーションのひとつであるAI(人工知能)に対する基礎知識が習得できたり、
その能力を客観的に証明出来るといったメリットがあります。
一方で、実際のビジネスの現場を考えた時にこのG検定を取得することは
必ずしも必要ではなく意味が無いといった意見も存在します。
筆者は実際にG検定資格を取得し、
得られた知識を使ってビジネスに応用しようと日々の仕事の中で奮闘している身です。
本記事では、様々な意見はありますが筆者が資格を取得して
素直に感じた良かった点・いまいちだなと感じた点などを簡単にご紹介していきます。
資格取得後に感じたメリット・デメリット
まずはじめに、G検定を取ってから筆者が感じたメリット・デメリットを共有します!
① AIに興味があることや基礎素養があることを証明
② AIに関して技術や活用の基礎知識を得ることができた
③ 有資格者がまだ希少な存在
一方で、資格取得したけどいまいちだなと感じたことは、
① 資格取得がすぐに希望の仕事に結びつくわけではない
② 本当に基礎の知識なので更なる勉強が必要
③ 自分でAIをプログラムすることはできない
以上を踏まえて、詳しく説明していきます!
取得後に感じたメリット
① AIに興味があることや基礎素養があることを証明
会社でAIに携わる業務をするために、自らが興味や素養を示す必要があります。
いくら「興味あります!」と言っても選ばれにくいことも多いです。
そんな中、客観的に証明が出来れば目に留まりやすくなりますね!
それが出来るのが、G検定資格を取るということです。
有資格者ということで社内外に基礎素養を持っているんだということを証明できるようになりました。
② AIに関して技術や活用の基礎知識を得ることができた
資格取得の勉強をするので、必然的に技術や活用の基礎知識を得られました。
試験範囲は「AIとは?」というところから、
昨今の利活用事例、法令問題など幅広いため、一通りAIについての知識を得られます。
③ 有資格者がまだ希少な存在
この資格を取得している人は国内においてもまだ希少な存在です。
企業でのAI活用が加速してきているので、AI人材の確保に各企業は動き出しています。
先にも述べたように基礎素養を証明する有資格者はそういった企業からオファーがかかりやすいのでないかと思います!
また、有資格者には有資格者だけが参加出来るコミュニティの案内があったり、
名刺等に表示できるオープンバッジの付与など特典もあります。
取得しても感じたデメリット
① 資格取得がすぐに希望の仕事に結びつくわけではない
これはメリットのひとつめの裏返しになりますが、
資格取得したからといってすぐにAIに携われる業務を担当できるかと言うとそうではないケースが多いと思います。
(企業内の体制や制度によるところもあると思います)
とはいえ、客観的に証明しておくことで目に留まりやすくはなるので、
将来的にAI業務に携わりたい方は早めにG検定にチャレンジすることをおすすめします。
② 本当に基礎の知識なので更なる勉強が必要
G検定の出題範囲は幅広く基礎から利活用まであるとはいえAI全体の一部です。
さらに技術は日々進歩しているので利活用のシーンもどんどん拡がっています。
ビジネスに応用していくことを考えると、
ビジネス適用の考え方やどのような技術を選ぶべきなのかなど学ぶべきことはまだまだ沢山あります。
このG検定を取得しても応用していくためには更なる勉強が必要になります。
③ 自分でAIをプログラムすることはできない
試験にはプログラミングについてはほぼ出てこないため、
資格を取得してもAIをプログラミングするスキルを得ることまではできません。
自分でプログラミングして作りたいという方は、
独学でプログラミングを学ぶか、E検定資格を取得しましょう。
総合的に見てG検定は取得すべきか?
実際にG検定を取得した筆者からすると、
「G検定は取得をおすすめする資格」です!
AIの活用が広がってきているとはいえ、関連する資格はまだあまりありません。
また、AIについて体系的に学べるものも多くはありません。
G検定取得をするための試験勉強で基礎の基礎から学ぶことができます。
また、AIで使われる各技術を体系的に学ぶこともできます。
AI初心者が基本をまず学びたいということであればG検定取得を目指して、
試験勉強をする、ということが現在最も効率的な方法ではないかと思います!
G検定は難しい資格とされており、それなりに勉強時間の確保が必要でもあるので簡単ではありません。
だからこそ、取得する価値があるのではないでしょうか?
取得するか迷われている方は、
まずは一歩踏み出してみて試験を受け、チャレンジしてみてください!
試験を受けてみようと思った方はこちらの記事を参考に試験勉強をはじめて見ましょう!