一定規模以上のエネルギーを使用する施設には、エネルギー管理士を選任・設置することが義務付けられています。
一定規模以上の施設にエネルギー管理士の選任・設置が義務付けられているので、
この資格を持っていることで手当が貰えたり、有資格者として採用されたりと有資格者としてのメリットがあり、
エネルギーを使用する施設で勤務する方におすすめの資格のひとつです。
しかし、エネルギー管理士資格は難関資格としてそう簡単には取得できません。
出題される問題レベルが高く、合格率も25%程度と高くないのでかなりの勉強時間が必要です。
ですが、難関のエネルギー管理士試験を効率良く勉強して取得する勉強方法があります。
本記事ではエネルギー管理士取得を目指す方向けに、実際にこの資格を取得した筆者が効率的な勉強法や実際にかかった時間などを紹介します!

エネルギー管理士資格の効率的な勉強法
難しいエネルギー管理士資格を取得するための効率的な勉強方法は、
「過去問を徹底的に解いて、解き方を覚える」です。
なぜ過去問がおすすめなのか?
エネルギー管理士の試験問題は過去に出題された問題と似たような問題が繰り返し出題されています。
そのため、過去問をやり込むことで問題の解き方が分かり、
試験本番でも見たことがある問題ばかりになるので正答率を上げることができます!
過去問の解き方
過去問を効率良く解いていくためにおすすめの方法は「過去問題集をやり込む」です。
具体的なやり方を説明します。
まずは回答時間を気にせず問題を解いていきましょう。
もし問題を見ても分からなかった場合は潔く諦めて次の問題に移りましょう。
一通り解き終わったら答えを確認して、解き方や考え方を覚えていきましょう!
必要であれば「まとめノート」を作成して、用語をまとめたり、解き方・考え方などを整理してまとめておくと試験前の振り返りに使えます。
おすすめの過去問題集
過去問題集は以下のオーム社のものをおすすめします!
過去の問題が10年分も掲載されているだけでなく、解説も充実しているので、
この1冊だけで試験合格に必要な知識や考え方を全て網羅することができました。
問題が初見で解けなかったとしても、解説を読むことで内容が理解できて2回目に解けるようになります!
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必要な勉強時間
エネルギー管理士資格取得までに必要な勉強期間は3ヶ月~半年と言われています。
半年もあれば十分に試験範囲を網羅できると思います。
具体的な勉強時間について紹介すると、筆者の場合は、
平日 1~2時間
休日 3~6時間
の勉強時間を約3ヶ月間
上記を続けることで合格することができました。
もちろん平日は毎日毎日続けられるものではありませんでしたが、
平日にコツコツと休日にまとめて勉強時間を確保することで問題ありません!
試験の出題内容に合わせた勉強のコツ
出題範囲を見てみます。

上記のように熱分野と電気分野で共通する範囲と、科目Ⅱ以下の専門範囲があります。
科目Ⅰのエネルギー総合管理・法規は問題も共通なので同じものが出題されます。
科目Ⅱ以下の専門科目は、科目ごとにまとめて勉強することがコツです。
過去問を年度別に科目Ⅰ~Ⅳまで順番に解いていき、次の年度を移るやり方も良いですが、
最も効率的な勉強方法は科目ごとに分けて勉強する方法です。
科目Ⅱを年度別に順番に解いていくことで、科目ごとの理解が深まります。
試験前に、試験本番の感覚を養う場合は年度別に解いていくやり方で良いです。
解き方や知識を付ける段階であるならば、科目ごとに勉強する勉強方法が経験上効率的です。
エネルギー管理士以外のおすすめ資格についても、以下の記事でご紹介しています!